北ア常念山脈(長野) 常念岳(2857m)、横通岳(2767.1m)東天井岳(2814m)、中天井岳(2890m)、大天井岳(2922.1m) 2017年8月13〜15日  カウント:画像読み出し不能

所要時間

8/13
4:26 駐車余地−−4:35 林道終点 4:40−−4:52 山の神−−5:35 大滝−−6:21 笠原沢−−7:06 最終水場 7:12−−8:02 常念小屋 8:54−−9:54 常念岳 12:01−−12:40 常念小屋

8/14
3:58 常念小屋−−6:19 大天井岳 10:12−−10:27 中天井岳−−11:08 東天井岳−−12:03 横通岳 12:22−−12:49 常念小屋

8/15
4:57 常念小屋−−5:18 最終水場−−5:45 笠原沢−−6:13 大滝−−6:41 山の神−−6:49 林道終点−−6:54 駐車余地

場所長野県松本市/安曇野市/大町市
年月日2017年8月13〜15日 2泊3日幕営
天候8/13:晴時々曇&ガス  8/14:曇  8/15:小雨
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場一ノ沢林道途中に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望どの山頂も大展望
GPSトラックログ
(GPX形式)
1日目(一ノ沢→常念小屋→常念岳→常念小屋)
2日目(常念小屋→大天井岳→中天井岳→東天井岳→横通岳→常念小屋)
3日目(常念小屋→一ノ沢)
コメント天候が不安定な中、最も雨の確率が低そうな安曇野へ。お盆休みで常念小屋のテント場は大盛況。曇りの時間帯が多かったが大天井岳では大展望を楽しめた。最終日は前夜の予報から天候の崩れが半日早まり朝から小雨で常念岳へは向かわず下山した


地図クリックで等倍表示
1日目のルート断面図(一ノ沢→常念小屋→常念岳→常念小屋)
2日目のルート断面図(常念小屋→大天井岳→中天井岳→東天井岳→横通岳→常念小屋)
3日目のルート断面図(常念小屋→一ノ沢)


小雨の中、駐車余地を出発 林道終点。早朝でも監視員がいた
山の神 高巻き箇所。河原側を通行可
大滝 笠松沢
一ノ沢本流を渡って右岸へ 胸突き八丁。言うほどの坂ではない
まだ花が咲いている 最終水場。ここでめいっぱい(3リットル)給水
常念乗越。ガスに覆われる 雨の影響か、まだテントが多い
小屋から遠い方(広いテント場)の下部に陣取る
時々ガスが切れる テントを設営して常念岳に向かう
お盆休みで人が多い 常念岳山頂
山頂の祠 山頂から穂高方面を見ている
ガスがかかりっぱなしになり下山 ガスっていると雷鳥が出る。2組目撃できた
テント場到着 夕方にはブロッケン現象が出た
テント場は大賑わい
2日目朝。大天井岳に向かう 小屋の光が見えている
夜明けの穂高、槍
雲の隙間から日が昇る 東天井岳への登り。ハイマツがはみ出る
常念岳を振り返る 横移動に変わる
南アが見えた 立山、劔岳も
東天井岳南鞍部
東天井岳付近から見た立山〜後立山
東天井岳付近から見た後立山
槍もよく見えている 中天井岳への登り
曇りだがこれだけ見えているのは驚異的
大天井岳はもうすぐ 大天荘。テントも多い
歩いてきた稜線 大天井岳山頂
大天井岳から見た南〜西〜北の展望(クリックで拡大)
大天井岳から見た北〜東〜南の展望(クリックで拡大)
大天井岳から見た南アルプス北部
大天井岳から見た南アルプス南部
大天井岳から見た硫黄尾根
大天井岳から見た常念山脈南部
大天井岳から見た常念山脈北部
大天井岳から見た牛首山
大天井岳から見た赤岳
安曇野側からガスが上がってくる 常念小屋テント場へ向かう
帰りは各ピークへ立ち寄る。まずは中天井岳 中天井岳山頂
中天井岳から南側に踏跡あり。縦走路へ戻る ガスは無いが雷鳥出現。雛は5羽いた
東天井岳南鞍部 鞍部から東天井岳に向かう。踏跡あり
東天井岳山頂
東天井岳から南側の展望(北側がガスで見えず)
次は横通岳へ向かう 相変わらず安曇野側からガスが上がる
小さなケルンから横通岳へ踏跡が分岐する ハイマツがある場所は迂回するよう踏跡が続く
横通岳山頂。飯山在住の青年がいた 常念小屋に向かう
テント場。まだ時間が早いので隙間が多い 夕方のテント場。前日より数は少ない
翌朝。断続的に小雨が降る 雨の影響でテント組の動きは遅い
常念岳へは向かわず下山することに 最終水場。天気が悪く登ってくるハイカーの姿は無い
やっとハイカーとすれ違う。計30人くらいだった 山の神
林道終点。監視員の姿は無い 駐車余地到着


・今年のお盆休みは天候が不安定な日が続いたが、8/13〜8/15の間だけは珍しく晴のマークが含まれることとなり出かけることとなった。でも安定した晴ではなく毎日雷雨が予想されたが。天気予報が毎日コロコロ変わるので安心はできない。
・行先は悩んだが北日本は雨の連続、東海方面はやや不安定で、長期休みにも関わらず近場の常念山脈となった。3日間で適度なコースということで一ノ沢から大常念岳とした。無理をすれば2日で行けるが、夏場はガツガツ歩くのが目的ではないので3日が適当だろう。
・お盆休みにも関わらず一ノ沢駐車場は空きが目立った。夜間から細かな雨が降り続き、朝になっても弱まったが降っていた。どうにか雨具不要な程度だったので雨具無しで出発。このまま雨具不要な状況だった。
・林道終点の登山口にはまだ真っ暗な時間帯なのに監視員が詰めていた。ちゃんと登山届を提出した。私が到着する寸前にマイクロバスが上がってきたくらいなので、結構な人がこの時間から歩き始めているらしい。
・古池くらいから明るくなってきた。胸突き八丁くらいまでくるとたくさんの下りの登山者とすれ違うようになった
・最終水場で水を満載(3リットル)する。常念小屋の水の値段は\200/リットルもするため。南側の沢の源頭まで行けば水が汲めるのだが、そちらは通行止めにされている。天水なら仕方ないが、豊富な水量を近くからポンプアップできるのに、いくら何でもこの値段は高すぎないか? 結局、3日間で購入した水の量は500ccだった。
・常念小屋には8:00頃到着。ガスに覆われていたが雨は降っていなかった。しかし朝方は雨だったようでテントが大量に残っていて撤収作業中。小屋から離れた広いテント場の下方に陣取った。
・この後に天候が回復するか不明だったが、このままテントにいてもやることがないので常念岳山頂を目指す。たくさんの人が登ったり下ったりで賑わっていた。ガスがかかったり切れたりの繰り返しだが、残念ながら槍穂はずっと姿を見せなかった。
・山頂でもガスがかかったり切れたり。でも雨が降る気配はなかった。暇なので岩の上で昼寝。ガスが切れて日が差すと暑いくらいでガスっているとちょうどよかった。
・徐々にガスが濃くなってきて日差しが完全になくなったので下山。ガスっていればテント内が涼しくて昼寝も可能になるため。
・下山中が一番ガスが濃かったが、三股分岐から傾斜が急になる手前までの区間で雷鳥の一家が2組見られた。両方とも子供は2羽。ガスが濃すぎてコンデジではピントが合わず撮影に苦労した(マニュアルでピント合わせはできない)。
・テント場に戻るとガスが切れてきてテント内は温室状態となり、外で雨傘を日傘代わりにして涼んだ。森林限界を超えると日影が無いので幕営者にはこの状況はきつい。
・夕方まで断続的に日差しが出ており、稜線東側からはガスが上がってきてブロッケン現象が出そうな状況なので稜線に上がると予想的中でブロッケン現象が明瞭に出ていた。でもそれに気づく人はいなかった。
・翌朝、空には星が見えていなかったが大天井岳を目指すことにした。稜線にはガスがかかっておらず、槍の肩の小屋、北穂高小屋の光が見えていた。槍の穂先にもライトの光が見えた。
・東の空も雲に覆われていて日の出は見えなかった。でも曇りで日差しがない方が涼しく歩けて私にとっては快適だった。
・大天荘は登山者で賑わっていた。テントの数もまだ多かった。
・大天井岳到着時も曇りだったが、空気の透明度は良好で南アもすっきり見えていた。最遠は南ア深南部の中ノ尾根山まで見えた。徐々に雲がかかってきて展望は失われたが、この天気予報でこれだけ見えれば大満足。山頂に登ってきた人はみな大満足だった。
・山頂にガスがかかり始めて常念小屋に戻る。帰りは中天井岳、東天井岳、横通岳の各ピークを踏みつつ戻った。東天井岳を下った近くの登山道脇のハイマツ帯で雷鳥親子に遭遇。雛は5羽いた。かなり近く(1mくらい)まで寄ってくれたので楽に写真撮影できた。
・中天井岳は西側から適当に登った。山頂にはケルンあり。南側に踏跡があった。
・東天井岳は南側鞍部から明瞭な踏跡が上がっている。
・横通岳は南北双方向から踏跡あり。ここでは単独青年に追い越されたが、そもそもここで人に会うのは初めて。山頂で話を聞くと飯田在住で、今日三股を出発し、蝶ヶ岳、常念岳を越えて大天井岳に達し、三股に戻る途中という驚異の健脚だった。山登りを始めて2年とのことだが、体力的には私の2倍はあるだろう。見た目の年齢は私の半分くらい(笑)。道の無い山にも登るそうだが藪漕ぎはせず雪のある時期しか歩かないとのこと。奥志賀の又七山や遠見山、台倉山も知っていた(登ってはいないが)。下りではあっという間に姿が遠くなった。
・テント場に到着。この日は昨日より雲が多くテントの中で快適に昼寝できた。しかし日差しがないのでブロッケン現象は見えなかった。
・夕方にラジオの天気予報を聞くと、明日は西から前線が接近し長野では夕方から雨の予報。相変わらず大気の状態が不安定でにわか雨の可能性もあるが午前中の降水確率は20%で早朝は大丈夫だろうと常念岳に登ってから下山することにした。
・しかし夜半から断続的に弱い雨が降り出し、朝も弱い雨が降ったり止んだり。これが前線接近の影響なのか、大気の状態が不安定で稜線付近だけの狭い範囲の雨なのか判断がつかなかったが、ガスが濃く山頂での展望は期待できそうになかったので下山を決意。結果的にはこれは正解で、朝の天気予報をラジオで聞いたら天候の崩れが半日早まり長野は朝から曇り時々雨、午前の降水確率50%になっていた。もちろん明日は本格的に前線の影響が出て雨の予報。
・いつもなら撤収時にテントを虫干しするのだが今回は無理で、タオルでできるだけテントの雨をふき取ったが濡れたまま撤収。下界に帰るとテントを干すスペースがないので、邪魔だが玄関内側にぶら下げてテントを乾燥させることになった。
・これから天候が悪化するにもかかわらず、登ってきた登山者は30人くらいいた。
・林道終点には監視員はいなかった。お盆期間が終わり平日だからだろうか。駐車場もガラガラだった。

 

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